実話系・怖い話「実家にいるなにか」
私が中学生の頃の話なのですが、当時の私は霊感が強く頻繁に幽霊を見たり、変な声や音が聞こえたりなどしていました。
しかし、それほど怖いと思ったことは無かったので特に気にはしていませんでした。
そんなある日、いつものように夜の11時にベッドに入り電気を消して眠りにつくことにしました。そして30分くらい経った頃、もう少しで眠れそうと思った時金縛りに襲われました。
普段から金縛りは体験していましたが、この時はいつもと少し違いました。
いつものなら時間が経てば金縛りもとけるだろうと考える余裕がありましたが、なぜかこの時は怖いという感覚と寒気を感じたのです。
しかし身体を動かそうとしても全く動かず、声を出そうとしても自分の口から出るのは言葉ではなく、絞り出してようやく出た唸り声だけでした。
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その時、私の真上になにか気配を感じました。
目を開ければその正体がわかるのですが、恐怖で開けることができませんでした。
そうしていると今度は耳元で人の唸るような声や
「あーあー」
というような声が聞こえるようになりました。
その声の大きさは次第に大きくなり、見えない恐怖に耐えられなくなった私はついに目を開けてしまいました。
そこで見たのです…女性の生首が私の真上に浮いているのを…。
叫ぼうとしても声が全く出ずに私は固まったままだったのですが、そのまま気を失ったらしく、気がつくと朝になっていました。
その日の夜の出来事は今まで家族にはしていませんでしたが、つい先日姉と食事をする機会があったのでちょっとした拍子に軽く話してしまいました。
私がこの話をし終わると、姉は少し考え込んだ表情をしてから私にゆっくり話し始めました。
「私もその人見たことあるかも…」
その後姉に詳しく話を聞くと、姉も私と同じように金縛りに遭い、そこで目を開けると壁から生首の女性が笑いながらゆっくり出てきたのだそうです。
現在は姉も私も独り暮らしなので実家にはいなのですが、まだあの女性の霊はいるのかもしれません。
両親にも聞いてみたい気持ちはあるのですが、なんとなく姉も私も聞けずにいます。
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